運動に夢中になってくると体温が上昇し始めます。 人間の体は、発汗することによって体内の熱を外に逃がし、上昇した体温を元に戻そうとはたらきます。
最初の段階では、発汗の為に血液は皮膚にだけ送られています。 しかし、運動の時間が長引いたり、運動の強度が上がってくると、 皮膚だけではなく筋肉にも血液が流れるようになってしまいます。
それでも、運動前日の水分摂取が十分である場合には、 ひどい脱水症状が起きるまでには至りません。
しかし、喉に乾きを覚えている状態であるにも関わらず、 水分補給を行わずに更に運動を続けた場合、血液中の水分がかなり減少してしまいます。
水分が減ったどろどろの血液は流れが悪くなり、 体内の水分はかなり減少、そして以下の症状が引き起こされます。
・筋肉のけいれん ・倦怠感 ・吐き気、めまい、頭痛 ・キーンという耳鳴り ・大量の発汗など
脱水症状をそのまま放置しておくと、意識を失うこともあります。 脱水症状は、曇りの日や真冬でも条件が整えば起こる症状です。
運動の前後では以下のような水分摂取をしておくといいでしょう。
⇒運動による脱水症状 |