脱水症状の原因



脱水症状とは体内の必要水分量が不足している状態で、
電解質と水分のバランスが崩れら状態を指します。

脱水症状は
「高張性脱水症」「低張性脱水症」「等張性脱水」
三つに分けられ、それぞれに原因が異なります。



高張性脱水症

過度の水分不足や発汗が原因で起こる脱水症状です。
(単純に水分欠乏の状態です。)

高熱が出ている時、昏睡状態に陥っている時、
乳児の水分不足に気づけなかった時などにこのタイプの脱水症状が起こります。

◆目安
・血清クロール濃度・・・110mEq/l以上
・血清ナトリウム濃度・・・150mEq/l以上

低張性脱水症

嘔吐や下痢などが原因で起こります。
水分より電解質喪失が著しい脱水症状です。
(水分とナトリウムなどのミネラル共に不足している状態です。)

※嘔吐や下痢がひどい時には
腸液や胃液に含まれているナトリウムやカリウムなどが大量に失われます。

◆目安
・血清クロール濃度・・・110mEq/l以下
・血清ナトリウム濃度・・・140mEq/l以下

等張性脱水

等張液喪失が原因で起こる脱水症状です。
(糖尿病の薬を服用した時などに起こります。)

※等張液とは?
ヒト細胞と同等の浸透圧を持っている液体を指します。


発熱している時や激しいスポーツをしている時、
また真夏など気温が高い時などは水分とミネラル両方を失ってしまいます。
この場合は低張性脱水症と高張性脱水の混合型と診断されます。




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