脱水症状は死に至ることもある!?


激しい運動を習慣的に行っている方も、
これから運動を始める方も
気をつけなくてはいけないのが「脱水症状」です。

脱水症状の度合いがひどければ、
死に至るケースもあるだけに無理は禁物です。


脱水症状を未然に防ぐ為に、
運動と脱水症状の関係を少し知っておきましょう。



運動による脱水症状

運動に夢中になってくると体温が上昇し始めます。
人間の体は、発汗することによって体内の熱を外に逃がし、上昇した体温を元に戻そうとはたらきます。

最初の段階では、発汗の為に血液は皮膚にだけ送られています。
しかし、運動の時間が長引いたり、運動の強度が上がってくると、
皮膚だけではなく筋肉にも血液が流れるようになってしまいます。

それでも、運動前日の水分摂取が十分である場合には、
ひどい脱水症状が起きるまでには至りません。

しかし、喉に乾きを覚えている状態であるにも関わらず、
水分補給を行わずに更に運動を続けた場合、血液中の水分がかなり減少してしまいます。

水分が減ったどろどろの血液は流れが悪くなり、
体内の水分はかなり減少、そして以下の症状が引き起こされます。

・筋肉のけいれん
・倦怠感
・吐き気、めまい、頭痛
・キーンという耳鳴り
・大量の発汗など


脱水症状をそのまま放置しておくと、意識を失うこともあります。
脱水症状は、曇りの日や真冬でも条件が整えば起こる症状です。
運動の前後では以下のような水分摂取をしておくといいでしょう。

運動時の脱水症状を防ぐ

・運動を始める30分ほど前に500mlくらい冷水をとる
・運動中には15分おきくらいに冷たい水分を摂る

1時間以上運動を行う時には、スポーツドリンクを薄めたもので水分補給するようにしてください。
水よりもスポーツドリンクは浸透圧が低いので、体内に早く吸収されます。

※喉が乾いているのに我慢して、一気に水分をとるとお腹が痛くなるので注意しましょう。


スポーツ時の水分補給はとても大切です。



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